息切れ
よく早くから子供に勉強させると、息切れすると言われます。
だけど、息子は3歳から足し算をやらせていますが、今のところ息切れしている様子はありません。
ちなみに私の中の息切れは成績が下がることではなく、子どもが勉強を嫌がるようになることだと定義しています。
「SAPIXで偏差値下がるの当たり前」でも書きましたが、4年生以降は勉強できない子が抜け、勉強できる子が転塾や入塾してきます。
さらに内容も4年生の後半頃から一気に難しくなると感じます。
だから、もし高学年で真ん中あたりまで落ちたとしても、SAPIXで、その成績をキープできるなら十分素晴らしいと思います。
受験がピーク
受験にピークを持っていくことが大切だと偉い先生方は良く言われます。
だけど、本当にそんなことが可能でしょうか?
大人だって締め切りを守れないダメな人間がいるぐらいなのですから、未熟な子供に、それができるとは限らないと感じます。
ましてや親や先生など周りの大人が子供を焚きつけて、今までダラダラ勉強してきた子を、急にやる気にさせることなんてできるのでしょうか。
私は、多くの子供をそのような状態に持っていくのは、難しいのではないかと思います。
やる気がでない
私は昔から中学受験関係のブログやSNSを見ていますが、「夏の天王山なのに子供が勉強しない」や、「もう冬休みなのに、全然やる気がない」という話をよく見かけました。
さらには受験が始まっても、なお、お子さんのやる気がでないと書かれている方までいました。
あまりよくない結果であったブログやSNSは、早く消されてしまうことも多く、残っているものは少ないです。
ただ、これまでやる気のなかった子供が、ある日急にやる気になることはとても稀なことだと感じます。
追い上げ
最後に、やる気を出して追い上げる子は確かにいると思います。
たぶん、先生方はそういったお子さんを見て、受験にピークを持っていけとおっしゃるのだと思います。
だけど、それには、とても大切な条件があると感じます。
それは地頭がずば抜けて良いことです。
こつこつやってきた普通の子なんて、ごぼう抜きするぐらい生まれつき頭が良い子だから可能なのです。
普通の子がこれまでさぼっていたのに、受験近くに急にやる気を出したところで、最初から頑張ってた子に追いつくことすらできない可能性が多いと思います。
周りの大人が、子供のやる気のピークを受験にもっていくなんて無理だと思います。
もし、そう見えたとしたら、それは運よく偶然が重なっただけなのではないでしょうか。
普通の子の場合は、幼い頃から無理なく真面目にこつこつやっていったほうが、高学年から受験にピークを持っていこうとするよりも私は良いと思います。