地頭
最近SNSなどを見ていて「地頭」という言葉の認識が人によって違うと感じています。
私は「地頭」とは「子供が生まれつき持っている才能(頭の良さ)」のことだと認識しています。
だから地頭を鍛えるという言葉には、強い違和感を感じています。
地頭の良い子
例えば小さい頃から積み木を触っていれば、積み木問題に正解する確率は上がってくるでしょう。
だけど、それは地頭が鍛えられているのではなく、積み木に慣れ親しむことで、積み木の問題を解く力がついているだけだと感じます。
本当に地頭の良い子は、普段積み木をほとんど触っていなくても、すぐに理解して解ける子だと私は思います。
だから幼少期に親が意図的に積み木やタングラムなどをやらせたところで、子供の地頭が良くなり、図形問題全般が得意になるようなことはないと考えています。
これは息子の頭を良くしようと、乳児期から色々取り組んできた私の感想でもあります。
ちなみに息子にはタングラムも積み木もパズルも積極的に遊ばせてきましたが、ひらめき力はなく、今のところ図形問題はやや苦手です。
練習すれば上手くなる
色々なことに挑戦したり、練習することは決して悪いことではないと思います。
ただ、そういう取り組みをしたら、地頭が鍛えらえるという期待はあまりしないほうが良いと思います。
パズルをしたらパズルがうまくなるし、積み木をしたら積み木問題が解けるようになります。
また多少は考える練習や、試行錯誤する練習になるかもしれません。
少なくともずっとテレビを見せているよりは、良い影響があると思います。
ただ中学受験の勉強に対する直接的な影響は、あまり大きくないと私は考えています。
中学受験の勉強に直接関係させたいのであれば、幼児期は知育よりも、計算と漢字の先取や読書をおすすめします。
ひらめき力
「ひらめき力は育てられるのか」にも書きましたが、息子はひらめく力が弱いと感じています。
残念ながら瞬時に何かをひらめくという部分に関して、息子は地頭があまり良くないのかもしれません。
個人的にひらめく力や地頭を育てるのは無理だと考えていますが、それでもやれることはあると思います。
図形でどこに線を引けば良いか初見で見つけることはできなくても、類題を何百回と解き続ければ、徐々に線を引く場所が見えてくると思います。
ひらめかなくても膨大な量のパターン問題をこなすことで、何となくわかるようになることもあると思います。
最難関を狙う場合は別ですが、中学受験において必ずしも初見の問題を解ける必要はないと考えています。
普通の子が地頭の良い子と戦うためには、繰り返しの練習が大切だと思います。
だから今後も少しずつ息子と先取学習に取り組んでいきたいと考えています。