嫌なこと
先日、私と息子が一緒にいる時に、息子の同級生が息子に対して「もう嫌なことしないでね」と言いました。
息子は「僕は何もしていないよ」と言ったのですが、その子は「嫌なことしたよ」、「取ったでしょ」と言いました。
私は息子が友達の大切なものを取ったのかと思い、慌てて息子の代わりに詳しく話を聞きました。
まだ1年生なので順序立てて上手く話せないようでしたが、よくよく話を聞いてみると、その子が息子に取られたと主張していたのは、掃除をする場所だったようです。
勇気を出して話してくれたその子を否定したくなかったので、私は息子の代わりに謝り、きちんと息子にも言い聞かせると約束しました。
息子の言い分
その子と別れてから、息子にも詳しく話を聞きました。
息子は、その子と同じ場所を掃除する係だったようで、特にどちらがどこをやるかは決まっていなかったようです。
その子が掃除の途中で雑巾を置いたままどこかに行ってしまったので、息子はその雑巾を隅によせて1人で掃除をしたようです。
戻ってきたその子は自分のぞうきんが隅に追いやられて、自分が掃除しようと思っていた場所を息子が掃除しているのを見てショックを受けたのだと思います。
あえて、その場所に雑巾を置いていったのは、その場所は自分の場所だという意思表示だったのかもしれません。
子供同士での解決は難しい
今回のことで、子供同士での解決は難しい場合もあると感じました。
物なら取ったかどうかはわかりやすいですが、場所の場合はお互いの認識が大きくずれることもあります。
たぶん、その子と息子だけで話し合っていたら、お互いの話はすれ違ったままだったと思います。
息子には掃除の場所を取ったという認識はなく、その子がいなくなったから、その子の分も代わりに頑張って掃除をしたと思っていたようです。
自分は良いことをしたと思っている息子には、きっと相手が何を怒っているのか理解できなかったと思います。
私もかなり詳しく聞いて、やっとその子の言いたいことがわかったので、息子とその子が2人で話し合って解決するのは難しいと感じました。
息子には「〇〇(息子)は悪くはないけど、自分の何気ない行動でそうやって嫌な思いをする人もいるんだよ」、「だから気をつけようね」と伝えました。
あとはお互いが掃除する範囲を予め決めたり、その場を離れる時はお互いに声をかけられるといいねと話しました。
子供のトラブルに親が介入するのは良くないと言われますが、1年生の場合は話自体が相手に通じない場合もあるので、そういう時は親が多少介入したほうが良いと感じました。