勉強の重要性
以前、発達障害の子ほど、勉強をさせたほうが良いと書かれた記事を読みました。
この意見には私も賛成です。
実際に、今の不登校の子に多い理由はやる気のなさだと言われています。
そして、勉強が嫌いだったり、できないことが嫌で学校に行けなくなる子も多いと感じます。
不登校YouTuberのゆたぼんも原因は宿題をせず学校に行き、叱られたり、休み時間や放課後にやらされるのが嫌で不登校になったと記憶しています。
もし学校の勉強が簡単にできたら、宿題なんてすぐに終わり、学校に行くことを苦痛に思うこともなかったのではないでしょうか。
「学校達成感」と「学校生活達成感」
記事に書かれていた意見は、東京都の特別支援学校で主任教諭を務めておられる川上康則先生の意見です。
記事の中で、先生は、「学校達成感(勉強はどれだけできたか)」と「学校生活達成感(勉強以外の係の活動などがどれくらいできたか)」について、どちらが強いかを問われています。
そして、「学校達成感」と自信を持って答えられる親御さんは少ないのではないかと予想されています。
私自身、どちらも大切で、どちらも強いと思うところがあり、「学校達成感」が大切だと言い切る自信はありません。
ただ、学校で過ごす時間の8割ぐらいは授業で学習です。そして宿題もでます。
つまり毎日学校に通っている子のどこの生活時間の多くは学習でしめられているのです。
先生は、だからこそ勉強を重視したほうが学校生活がうまく行きやすいとおっしゃりたいのだと思います。
学校での時間
学校にいる中の多くの時間を、学習をして過ごすのなであれば、「勉強がおもしろい」とか「勉強がわかる」という状態であるほど、子供は楽しく過ごせる可能性が高いです。
また計算が早いとクラスメイトから注目されたり、難しい漢字を知っていれば漢字博士と言われて、友達との話題が広がるかもしれません。
子供は、学習面での自信を持つことで、心にも余裕がうまれやすく、友達ともなじみやすいのではないでしょうか。
逆に勉強ができないと、学校の8割の時間を、苦痛を感じながら過ごすことになり、そのストレスはイライラへと変わり、友達に危害を加えたり、癇癪をおこしたり、教室から脱走してしまう可能性が高まると思います。
息子は発達障害の診断はおりてませんがIQの高低差は40近くあり、発達障害だなと感じる行動や言動も、最近は目につく機会が増えてきました。
それでも、楽しく学校に行けている理由のひとつは、幼い頃から勉強して、入学前から勉強ができるようになっていたことや、幼児期から習い事に通って運動をしていたことが大きいかったと感じています。
おかげで授業も楽しく受けられていますし、授業態度も問題ないようです。
人は苦手なことには後ろ向きになりやすいですが、最初に得意だと思うと、その後も頑張れると私は思います。
だから、学校に入る前に勉強を得意にしておいてあげるのは、発達障害の子供に限らず大切なことではないかと思います。