比が多すぎる | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

比が多すぎる

予習シリーズの算数が、5年生の下に入ってから急激に内容が難しくなったことは以前にも書きましたが、前半からこれでもかというほど比が出てきます。

ある親御さんが比さえ先取しておけば何とかなるとおっしゃっていたのがわかる気がします。

それぐらい算数にとって比は中学受験の要となるのかもしれません。

抽象的概念

抽象的概念の育っていない子供は比や速さの問題などの理解が難しいと聞いたことがあります。

息子は、小学校で習うような簡単な比の問題はできていたので、安心していましたが、そういう単純なものではないと理解しました。

図形にも速さにも比が絡んできて、比が理解できないとできないと解けない問題だらけになりそうです。

ちなみに、息子はまだ初期の図形と比の問題でずっとつまづいています。

私も直接教えているわけではないので、息子の苦しみがなかなかわからず、辛いものがあります。

やる意味

比の問題は抽象的概念が育つ5年生ぐらいにならないと解けないから、今やっても意味がないと思う方もいると思います。

ただ、5年生と言っても4月生まれから3月生まれまで、1年間の差があります。

また、子供の体の成長が一人一人違うように脳の成長だって違うはずです。

息子が、5年生になれば自然と抽象的概念が理解できるようになって比の問題も簡単に解けるようになるとは限らないのです。

実際、5年生の後半で成績が下がる子や6年生になる前に塾を辞めてしまう子もいます。

そういう子は他の子よりも、少し成長が遅かった可能性もあるのではないでしょうか。

それに、息子はもともと解法をひらめくタイプではなく、何度もやって暗記しながら自分のものしていくタイプの子です。

だから、時間は少しでも多いほうが良いと考えます。

例え高学年の10分のために、今1時間かかっても、その努力は無駄にはならないと思います。

そもそも、息子が高学年になったら、素早く解法を覚えられるようになる可能性は低いと思っています。

だから、今は信じて前に進もうと思います。

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