子供に合わせてほしい
最近、学校のルールに子供を合わさせようとするのではなく、学校側が子供に合わせて欲しいと主張される方をたまにネットで見かけます。
だけど、それが通用するのは、義務教育のうちだけなのではないでしょうか。
どこかの会社で働く以上、その会社のルールには従わなければいけませんし、フリーランスで仕事をするにしても、クライアントの提示したルールを守る必要はあります。
よほどの権力者でもない限り、親が子供の個性に合わせた仕事を用意することは難しいと思います。
学校のルール
私は小学校で、決められたルールに従う練習をすることは、ものすごく大切だと考えています。
ひらがなや漢字の書きなおしについて学校を批判される方も、SNSなどで見かけます。
だけど、働いていればあやふやな指示で修正をお願いされることも、よくあるのではないでしょうか。
特にフリーランスでやっていく場合、間に入って交渉してくれる人もいないため、自分で相手の要望に対応しなければなりません。
そこでクライアントに指示に従わないようなことが続ければ、仕事をくれるクライアントはどんどん減っていきます。
書き直し
ひらがなや漢字の書きなおしについて、厳しすぎると、先生や学校に直接抗議するような親御さんも、世の中にはいるようです。
だけど、そうやって親が子供の目の前の小石を、一生どけ続けることなんてできません。
いつかは、子供自身が自分で対応しなければいけなくなります。
小石のある道を全て避け続ければ、いずれ進める道がなくなることもあります。
だからこそ、親が支えながら、子供が小石を乗り越えていけるような強さを、少しずつ育てていくべきではないでしょうか。
子供を自由にさせていれば、自主性が生まれて自分で乗り越えられる人間になるという方もいますが、私は逆だと考えています。
ずっと自由で、辛いことを乗り越える努力をしてこなかった子は、自主性からはほど遠く、やらなければいけないことを放置して、自分の好きなことしかやりたがらない人間に育ってしまうのではないでしょうか。
特に能力の高くない普通の子の場合は、学校教育に合わせる努力を少しずつさせたほうが、将来的な自立にもつながりやすいと感じています。