他人の子
他人の子に注意する勇気ある親御さんもいらっしゃいますが、私は他人の子に注意できないダメな親です。
知り合いの子はもちろんのこと、知らない子にもなかなか注意できません。
直接的な被害が出て息子がすごく悲しい思いをすることが予想される場合のみ、優しくオブラートに包んで注意します。
順番を抜かされたり、おもちゃ奪われた程度の被害は傍観しています。
息子には小さい頃から「あの子は、すごく急いでたんだよ」「あの子は、すごく欲しかったんだよ」「だから〇〇(息子)が譲ってあげてもいいかなと思う時は譲ってあげて」と言っていました。
これが子育てとして正しいかどうかは、私にもわかりません。
ただ息子は誰にでも優しいので、「いいよ」と言っていつも気にせず譲ってあげます。
お店の人にお願いする
自分では注意しませんが、あまりにも危険な行為やひどいルール違反については、お店の人に言って対応してもらうこともあります。
他の子供の親から言われるとカチンとくることでも、お店の人からの注意であれば親も冷静に受け止めやすいと思います。
だから、お店の人が近くにいて緊急性が高くない場合は、極力お店の人にお願いしています。
注意してトラブルになる
夫は知らない子を注意するタイプの人間です。
ちなみに知り合いの子に関しては、注意してトラブルになると困るので、極力やめて欲しいと伝えています。
まだ息子が小さかった頃に、あるアミューズメント施設で知らない子に息子が押されたことがありました。
相手の子も小さかったので、夫は子供ではなくスマホを見ていた父親に、きちんと子供を見ておくようにと注意しました。
相手の父親は素直に謝りましたが、立ち去ろうとした時に赤ちゃんを連れた母親が戻ってきて夫と口論になりました。
母親は「ずっと子供を見てるなんて無理」「せっかく楽しい場所に遊びに来ているのに、どうして気分が悪くなるようなことを言うのか」と怒っていました。
それに対して夫も「小さい子供は危険もあるから親は目を離すべきではない」「せっかく遊びに来てるのに、押されたうちの子は嫌な思いをしている」と主張していました。
私は怖かったので、その場から早々に息子と一緒に離れました。
両者がわかり合うことはなく、そのまま言い合いが続き、最終的に相手の親は立ち去ったそうです。
価値観の違い
子育ての価値観は人によって違うので、本当に難しいと思います。
悪いことをしている子供については、親でなくてもきちんと注意したほうが、その子のためには良いのかもしれません。
ただ先程書いたようなトラブルも実際にあったので、余計に怖くて注意できずにいます。
自分だけのことなら良いのですが、もし激高した相手が息子に危害を加えたらと思うと怖くてたまりません。
ダメな大人だと思いますが、今後も私が他人の子に直接注意することは、ほぼないと思います。