昔聞いた話
息子がまだ幼い頃、色々と中学受験の情報を集めている中で、中学受験の専門家やら塾講師の人達がよく言っていたことがありました。
それは、低学年から塾に通わせると4年生で失速して、抜かされて勉強嫌いになるという話です。
だけど、もう息子が4年になって半分以上の時が過ぎましたが。周りを見ているとそういう実例はほとんど見ません。
優秀な子は今でも優秀
息子の友達は、本当に優秀なお子さんが多いです。
小学1年からずっとSAPIXに通いメダルや賞状を度々もらっていたお子さんは、今でも優秀でアルワンです。
他の子も多少成績が前後してもアルファの範囲で偏差値60以上はあると思います。
息子の場合
息子の場合も入塾後、あまり成績は上下していません。
一時期国語が酷語になって、偏差値50をきりましたが、やる気をなくすどころか、やる気を出して偏差値60までもどりました。
そしてトータル偏差値で考えるとだいたい今のところ、ほぼ毎回60以上を保っています。
先のことは、まだわかりませんが息子を見ていると、幼い時に聞いた4年で失速するという話は、都市伝説のように思えてなりません。
最初から下のコースの子は今も…
息子より1年遅れで入塾した子は、何とか入塾できたものの塾の勉強がわからず、大の勉強嫌いになってしまい最下位コースにずっといます。
それどころか塾を勝手にさぼったりするので親御さんも手をやいているようです。
個別にも入れて何とか挽回しようとされていますが、状況はそう簡単には良くならないようです。
他にも同じように3年や4年から入塾して勉強についていけなかったり、急に塾に入れられて勉強嫌いになってしまっている子供達も息子の友達にいます。
彼らを見ていると、小さい頃は自由に遊んだり、運動に力を入れていたのに、急に親の都合で塾に入れられ生活が一変し、それに対して反抗しているようにも見えます。
実際一番下のコースの現状はひどいものらしく、寝てる子や隠れてスマホゲームしている子もいるそうです。
鉄は熱いうちに打て
鉄は熱いうちに打てというように、早くから勉強していた子ほど勉強に意欲的な子が多いと感じます。
実際、息子も勉強を嫌がることはないですし、周りの優秀な子達も小さい頃から勉強していたので、それが当たり前になっています。
一方小さい頃はのびのび遊びの中で学ばせたほうがいいという話や、スポーツをして体力をつけたほうが良いという話を信じてしまった人達は、今になって子供に勉強の習慣をつけるのに苦労しているらっしゃる家庭が多いと感じます。
中間反抗期と言われる小4から学習習慣をつけるのは、かなり大変だと思います。
だから、これから子育てして中学受験を考えてらっしゃる親御さんたちは十分考えた上で、甘い言葉に流されないでほしいと切に思っています。
