疑惑
私は息子が1年生の中頃から、ずっと発達障害ではないかと疑っていました。
ただ、今のところ困りごともそれほどなく、大きな問題もおきていません。
だから、学校から発達障害の検査をすすめられることも、これまで、ありませんでした。
あくまで小学校では、勉強も人並み以上にはできているようですし、副教科の授業もまじめに取り組んでいるようです。
友達とも、それなりに仲良くやっているようで、今でも小学校が大好きです。
「明日は〇〇をするんだよ」とか「今度△△を作るんだよ」と、授業も楽しみにしているようです。
ですが、どうしても自分の中で、息子が発達障害なのかどうか、本当のところが気になる気持ちが1年以上、経っても消えませんでした。
検査
発達障害の検査は主にIQの高低差や、普段の話を聞いて、判断されることが多いらしいです。
息子は普段の行動だけなら、発達障害と診断される可能性は低いと考えています。
だからIQの高低差が大きな判断材料にになってくると思っています。
今はWISC-IVという検査でIQを測ることが一般的なようです。
そして、項目ごとの高低差(得意と苦手)が大きいほど、発達障害の可能性が高くなります。
逆にこの高低差があまりなく、平均以上のIQがあれば、発達障害の可能性は低くなります。
WISC-IV
以前ネットで、子供の項目ごとのIQを知ることは、子供の苦手を知り、子供を助けるのに役立つと見たことがあります。
ただ、本当に高低差が大きかったらどうしようという不安はありました。
だけど、やはり知るなら早いほうが良いのではないかと判断して、WISC-IVを受けることを決心しました。
有料
他の方の記事などを読んでいると、WISC-IVは学校から受けてくださいと言われた場合、無料で受けられるようです。
だけど息子の場合は、今後の育児を考える上での、参考材料にすることを目的としているので、学校には特に相談しませんでした。
それに問題が出ていない今、息子のことを学校に相談したところで、検査までたどり着ける可能性は低いし、時間がかかると判断しました。
また、息子自身も今の学校やクラスが大好きなので、療育などで抜けて、別の教室に通うというのは嫌がると思いました。
だから個人でも検査を受けられる施設を必死で探しました。
ちなみに、ホームページでは検査を受け付けているように書かれていても、今は学校からの依頼が多いから一般の受付は断っているという病院もありました。
それだけ、学校から発達障害を疑われている子供が多いのでしょう。
私の勘
IQの検査は息子と先生で行われるため、親は同伴できません。
結果はその日には出ずに、後日話を聞きに行くことになります。
そして、結果を見て、やはり私の勘は当たっていたことを、目の当たりにすることとなりました。
ただ、それでも全くショックでなかったわけでは、ありません。
しかも、想像していた以上にIQ同士の高低の差が激しく、少しの間、途方にくれていました。
ですが、結果を見ると、実に息子らしい結果で、特に苦手部分については、日頃から、ずっと感じていたことでした。
私にできるのはこの高低差を縮める努力をすることと、息子の気持ちを少しでも理解することだと思います。
そして生まれつき苦手なことがあることや、それでも努力することの大切さを、息子に教えることが大事だと思いました。
凸凹の詳細
IQの凸凹の詳細は、申し訳ありませんが今はふせさせてください。
まだ何をどこまで書くべきか、私自身も悩んでいる状態です。
ただ何も書かないのは、せっかく読んでくださってる方の参考にならないと思うので、現時点で書ける範囲だけ書いておきたいと思います。
まず全体の平均はギフテッドと言われる130を超えていました。
さらに一番得意なものと一番苦手なものとの高低差は40近くあり、これについては、そこそこショックでした。
一応、苦手とされるものも平均以上はありましたが、本当に平均以上あるのかと少し疑問に思っています。
今回、正式な診断はおりませんでしたが、息子はやはり発達障害の可能性が極めて高く、ブラックに近いグレーなのだと思います。
ギフテッド2E
いわゆるギフテッド2Eというタイプなのでしょう。
ギフテッド2Eとは、IQは高いけれど、高低差が激しく、発達障害の兆候が見られる子のことです。
だけど、幼児期からの取り組みの効果か、それとも、今後本来の資質が出てくるのかわかりませんが、今は学校でも大きな問題もなく過ごせています。
最近も、友達の忘れ物を見つけて、今日ないと困るだろうと自分で判断し届けてあげたそうです。
そういった話は、たまに聞くので、今のところ、優しい気持ちだけは育っているなと感じます。
頭の良さについては、将来食べていくのに困らず、それなりに幸せな生活を送るためにも必要です。
だけど個人的には、誰かのために何かをしたいとか、人の役に立ちたいと思う気持ちが、少しずつでも育ってくれれば嬉しいです。
ただ周りの環境が悪いと、付け込まれたり、利用される可能性もあるので、なるべく良い環境に身をおかせたいというのも本音です。
ギフテッドの中学受験
ギフテッドについて何の知識もなかった数年前まで、私はギフテッドとは特別な才能のある天才と呼ばれる人達だと思っていました。
でも今はIQが130を超えれば、それでギフテッドになるようです。
息子のように特に勉強ができるわけでも、芸術的にずば抜けた才能があるわけでなくても、ただの普通の子でも、IQが高い子はギフテッドだそうです。
だけど、私にとっての息子は普通の平凡な子です。
それどころか周りの子よりもできないことも多く、それほど理解力も高いとは思えません。
ただ、周りの子よりも早くから長い時間をかけて勉強してきたから、今は他の子より少しだけ勉強ができているのだと思います。
そして高学年になれば、当然本当に優秀な子供達に抜かされていくと思います。
だから、ブログのタイトルは「ギフテッドの中学受験」ではなく、このままでいこうと思います。
それに「IQが高くても勉強ができるとは限らない」や「東大生はIQ120が多い」でも書いたように、高IQだかといって勉強ができるわけでもありません。
勉強に関しては、息子を普通の子として扱い、発達障害の困りごとについては、出来る限り私も色々と調べていこうと思います。