他責思考
あくまで個人の偏見ですが、周りの家庭やSNSなどを見ていていると、問題行動の多い子供の親は他責思考の人が多いと感じます。
他人や子供のせいにして、自分の責任から逃げ、相手を責める人が多い印象です。
子供が万引きしても、友達に暴力をふるっても、本人の問題だと言って、親は自分の責任だと反省することはありません。
それどころか無関係のことで説教されたと怒ったり、学校や被害者の子の親を批判したり、とにかく自分より相手が悪いというスタンスの方が多いと感じます。
親が反省することなく、他人や子供のせいにばかりしていると、子供も同じように育つのだと思います。
個人的に子供の主体性を重視した教育は、親が全ての責任を子供に押し付けてしまう傾向があるので、かなり注意が必要だと感じています。
お菓子の材料
昔あるイベントで、親子でお菓子を作る機会がありました。
お菓子を作る途中で、先生が「材料の〇〇は後半にも使うので、半分は残しておいてください」と説明されていました。
ですが私の近くにいたお母さんは、子供の作業を手伝う際に全ての材料を使い切ってしまいました。
そして残りの材料を使う時になると、その方はなんと「〇〇が足りないんですけど」と、相手が悪いかのような言い方をして追加の材料をもらっていました。
周りを見れば、みんな材料を残していたのだから、例え話を聞いていなくても自分の使い方が間違っていたことに気づくと思います。
恥ずかしさもあったのかもしれませんが、その方の自分は全く悪くないという態度には、かなり驚きました。
ちなみに、お子さんは所謂やんちゃなタイプの問題児です。
習い事
その方とは習い事の教室でも何度かお会いしたことがあります。
ある発表会が迫った日に、その方が先生に対して「発表会が近いので、何とかしてもらわないと困ります」と迫っていたのを見たことがあります。
私は子供ができないのを先生の責任だと思ったことは一度もなかったので、その様子を見てとても驚きました。
幼い子供が先生に言われたことをできていないのは、むしろ子供にきちんと練習させていない親の責任だと考えていました。
だから発表会前に子供が先生に言われたことをできていない時は、むしろ先生に申し訳ない気持ちでした。
たぶん、その人の頭の中には、きちんと子供に練習させない自分が悪いという思考はないのだと思います。
親の責任感
親が子供の問題行動を自分の責任だと考えられない場合、子供の問題行動をなくすことは難しいと感じます。
親が周りのせいや子供のせいにするような他責思考だと、子供も同じ思考に陥りやすく、自分が変わろうとは思えなくなるでしょう。
だから親もきちんと責任感を持った育児をすることは大切なのではないでしょうか。
子供の性格は1人1人違いますが、それでも周りに迷惑をかけない子供に育てるのは親の責任だと私は思います。
何もかもが親の責任だとは思いませんが、他人を責める前に自分の育児を振り返ることも大切だと感じます。