うんざり
最近、学校改革をする中高一貫校も増え、国際化だとか未来のリーダーという言葉を聞くと、内心うんざりしてしまいます。
息子は発達グレーなので普通にも達していないのですが、何とか本人の努力でギリギリ普通の子でいます。
学校にも毎日通い、ごくたまに喧嘩したりもするけど、基本的にみんなと仲良く遊んでいるようです。
でも息子みたいな普通でいることですら努力のいる子がリーダーシップをとるのはたぶん無理でしょう。
むしろ指示されたことをこなすのだって背一杯でしょうに、リーダーシップがどうこうと言われると気が滅入ります。
だけど、そうやって縁の下の力持ちが大勢いるからリーダーと言われる人達は輝けるのではないでしょうか。
リーダーシップ
だから、私はリーダーシップという言葉を教育上の話で使われるのが嫌いでした。
けれど、とある学校の説明会で話しを聞いて、リーダーシップの概念が変わりました。
その学校のリーダーシップの概念とは、1人が上に立って輝くのではなく、全員が持っている力を発揮するというものでした。
その学校は組織を影から支える行動も立派なリーダーシップの行動だと認めています。
自分らしさをいかすことが、人を動かすことにつながり、それがリーダーシップになると語られています。
嫌悪感が減る
みんなを自分の思うほうへ、人を引っ張っていこうとすれば対立が生まれることもあります。
リーダーシップというとカリスマ性があったり、輝いている人ばかりが注目されますが、全員がそうではきっと組織としてはうまくいかないでしょう。
人の上に立つことではなく、指示されたことを丁寧にミスなくこなすことろが自分らしさでもいいのではないでしょうか。
この学校の考え方を聞いて、私はリーダーシップという言葉への嫌悪感が少しなくなりました。
こういった考え方が世の中に広まると良いなと心底思います。
上に立つ人も下で支える人もお互い感謝し、認め合える世界になれば、素晴らしいなと思います。