子供の看病で感じた幸福感 | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

子供の看病で感じた幸福感

息子が体調を崩す

先日、息子が体調を崩しました。

たまたま、その日は私の寝つきが悪く、息子が寝ぼけ眼で「もう無理」と言ったので「何が無理なの?」と聞いたら「吐きそう」と言いました。

それが夜中の1時頃でしたが、そこから30分おきに、何度も吐くことを繰り返し、私は一晩中背中をさすったり、励ましたり、トイレについていって介助していました。

息子は「お母さんは寝なくて大丈夫?」や「お母さんは寝ていいよ」と、自分も辛いのに、私の心配をしてくれました。

弱っている息子を見ていると、本当かわいそうだけど、こうやって純粋に優しい気持ちで、息子の世話をできることに、幸せを感じました。

胃腸炎

子供は病気にかかりやすいですが、特に吐いたり下痢になったり胃腸炎の可能性が高い時は、親のサポートは、ある程度必要だと感じます。

常につきっきりで寝ずに看病した結果、息子は翌日には、一応流動食が食べられる程度までには回復しました。

その後も、おかゆを作ったり、逐一寝ている息子の様子を見に行ったり、痛いと言ったら背中をさすったり、ふらついてる時は、トイレまでつきそったりしていました。

今、息子が元気でいてくれるのは、決して当然のことではないのだなと実感しました。

ゆったりした時間

勉強や旅行以外で、こんなに息子に、つきっきりで、ゆったりとした時間を過ごすのは久しぶりでした。

勉強の時は、少なからず心の中でイライラしてしまうこともありますし、旅行の時は予定が立て込んでいることも多く、あまりゆっくりする時間はありません。

息子は好奇心旺盛で、色々な場所に行ったり、色々な体験をしたがるので、ホテルでゆっくり過ごすことは少ないです。

だけど、今回は病気という大義名分のもと、勉強もさせずに、一緒に寝転がって、背中をさすったりして、ただただ優しくしているのは、私にとって幸せな時間でした。

小さな頃はよくこうして過ごしていたなと、昔の幸せな時間を思い出しました。

大きくなると、どうしてもマナー違反や字の汚さなど、細かいことが目につきやすく、注意することも多くなり、それが私の中でもストレスになっていることに気付きました。

本当は、ずっと笑ってる優しいお母さんでいたいし、そのほうが息子も嬉しいと思います。

だけど発達障害やHSCやDCDの可能性が高い息子を自由にさせて、常に優しく見守るだけでは、やはりだめだと私は感じています。

アニメは不可

ずっと寝転がっていても、そんなに長時間は寝られないので、症状が軽くなってきたら、読書したり、合間にテレビも少し見せました。

ただ、テレビが見たいから体調が悪いふりをすれば良いと息子が考えるようになると困るので、アニメなど本当に息子が好きなものは見せませんでした。

そのかわりに、ドラマやドキュメンタリーなどを選抜して見せました。

特に現代や、少し前の時代のドラマだと、我が家の日常生活では、足りない部分の常識を、多少は補える気がします。

例えばタライや洗濯板を置いている家庭は、現代ではほとんどないでしょうし、写真で見るよりも映像で人が洗濯板で洗濯をしている姿を見るほうがわかりやすいのではないかと思います。

息子は普段は、あまりテレビを見る時間がないので、それでも楽しそうに見ていました。

子供からうつる

結局、息子の胃腸炎は私に感染して、わりと大変な思いをしました。

一応消毒だけは頑張ったのと、息子の状態が酷い時に、夫はたまたま留守だったので、幸いほとんど症状は、出ませんでした。

お世話をしている時は幸せな気持ちだったけど、実際に自分がなるとしんどくて、私のお世話してくれる人はいないので大変です。

ちなみに、夫は家事などには協力的ですが、日中は仕事でいなかったり、出張などもあるので、その間は自分で何とかするしかありません。

病気の時は、なるべく息子のそばにいて、優しくしてあげたいけど、なるべくうつらないように気をつけようと思います。

でも、改めて息子が健康でいてくれることの大切さを感じられたのは良かったと思います。

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